ぼくが泣く

  • 2015.01.18 Sunday
  • 19:45


忘れられないことなんて
きっと誰もかれもが同じで
ぼくはひとりぼっちだなって
思うことも同じで

上手くいかないことなんて
きっと誰もかれもが同じで
誰かと自分を比べたり
してしまうことも同じで

目に見えているものだけが
すべてじゃないから
悲しい詩人になる前に
早く寝てしまおう

情熱を越えた向こうに
どんなものが待っているのかが
霞の奥に見えてきたから
少し怖くなったんだ

目に見えているものだけを
すべてと思えば
あっけなく壊れてしまうものばかり

あぁどうして迷ったりしてしまうのだろう
目の前の壊れそうなものたちに向けて
純粋を失くしたことに気付いて
カッコ悪く ぼくが泣く

情熱を越えた向こうは
草も花も何も無い場所で
ひとりじゃいれないと知ったから
君のことを考えた

目に見えているものだけが
すべてじゃないけど
悲しい嘘つきになる前に
君に逢いにゆこう
君に話してしまおう

すべて話してしまおう




【プチ解説】
二十代後半の頃、音楽を辞めてしまった先輩に音楽を辞めた理由を問うたところ「情熱が失くなった」と答えたのを聞いて、情熱とはイコール青春なんだな、と思ったことを今でもよく覚えている。
確かに情熱だけですべては越えられない。
青春はいつか終わる。いい歳こいて純粋な人間なんてむしろ気味が悪いだろう。
けれども情熱を失くすことは、老いに似た一つの恐怖でもある。
ただ、情熱を否定するある種の大人たちの「常識」で、いったいどれくらいのモノを越えられているんだろうと考えると、むしろ常識という靴では越えられないモノのほうが多いはずだ。
それについては他の曲で歌っているので、それはそのうちここにアップするとしても、
人に話すことで楽になる人もいれば苦しくなる人もいて、人に話さないことでストレスが溜まる人もいれば、人に話さないことで自らを守れる人もいる。

でもやっぱりそこに哀しさは含有される。
だからこそ、目に見えているものを信じたい。
そんな「君」が傍にいてくれることに感謝するのは、きっと自らをさらけ出した時なのだから。

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